SCGの面接はお互いをよく知るための対話のプロセスです。
面接プロセス
前提として、当社の面接プロセスは、地域によって異なりますが通常2回以上の選考(面接や筆記試験等)が行われます。面接は基本的に次の3つのパートに分かれます。
自己紹介
SCGのどの領域で活躍いただけるかを判断するために、あなたのバックグラウンドや今までの経験についてお聞きします。どんな分野でもよいので、あなたが今までにリーダーシップを発揮したり、影響力を及ぼした経験について聞かせてください。
ケースインタビュー
SCGのスタッフによる「ケースインタビュー」では、ケーススタディを分析し、クライアントが直面する課題に対する解決策を策定してもらいます。通常このケースは実際のプロジェクトに基づいています。そのためSCGで働くとは実際にはどのようなことなのかを疑似体験することができます。ほとんどの場合、「正しい答え」や「間違った答え」というものはなく、面接官は思考プロセス、戦略的アプローチ、説得力のある解決策を提示する能力を見ています。
質疑応答
面接官の個人的経験も含めて、SCGでのキャリアに関して質問する機会もあるので、準備して臨んでください。面接官は、あなたの傾聴力や効果的にコミュニケーションを取る力、積極的かつ説得力をもってプレゼンテーションする力を見ています。それは、SCGが知的好奇心や創造的思考力を重視しているからです。一方で、時には同じプロジェクトチームで時間を共に過ごす仲間として、人間性を理解し合う目的もあります。自然体で、お互いの理解を深めて頂くことが一番です。
ケースインタビュー
面接官に質問する
面接官はまずケースの概要を説明しますので、ケースを正確に理解するために必要な質問をしてください。また、面接官はケースを通じてさまざまなアドバイスをしますので、遠慮せずにメモを取ってください。
理解が曖昧なまま分析に入らない
面接官は、思考が整理できるように議論を進めますので、遠慮せずに質問して自分の理解を確認してください。
課題の構造化と、課題解決の枠組みを意識する
ケースの全体像を把握したら、課題を論理的に構造化し、課題解決の枠組みを設定してください。それにより、課題解決のステップと必要な分析が明らかになります。
優先順位を考える
複数の論点がある場合、クライアントにとってインパクトが大きいものにフォーカスしてください。その際は、優先順位の理由も説明してください。
考えてから話す
すぐに結論に至らずに、思考を整理してから話してください。
課題解決の仮説を立てる際にクリエイティビティを意識する
課題の解決法を考えるにあたり、ビジネスのルールやこれまでの業界構造を変えるような革新性が重要です。
定型の枠組みにとらわれない
ビジネス書にあるような枠組みは、必ずしも適切ではない場合もあります。
実際のビジネスにおけるリアリティを考慮する
ケースでは、限定的な情報しか提供しません。限られた情報をベースに、実際のビジネスでの実現性を意識してケースに取り組んでください。
素早く正確に計算する
ケースでは、計算を求められることがあります。ここでは計算能力よりも、数字を使って効果的に思考をまとめ、意思決定することを意識してください。
複数の考えを統合し、分析から結論を引き出す
最後に、自分なりに導き出した仮説と選択肢をまとめ、クライアントの課題に対して、解決策を提示してください。
答えがはっきりしなくてもうろたえない
ケースに正解はなく、面接官は、どのように課題解決にアプローチするかを見ているので、自分の思考プロセスをディスカッションするようにしてください。
自分の考えに拘らない
面接官が異なる意見や疑問点を提示した場合、自分の考えに拘りすぎないでください。面接官は、思考が深まるよう新たな視点を提示していきますので、それに応じて自分の発想を見直してみてください。
一人で考えない
ケースインタビューでは、面接官との対話が重要です。自分のロジックや思考プロセスをコミュニケーションすることを意識してください。
ケース情報を外に流したり、事前知識を用いたりしない
面接では、新しいコンサルティングのケースや新しいデータを頻繁に取り入れています。ですから、聞き覚えのあるケースでも、以前の候補者と同じアプローチでうまく解決できるとは限りません。自身の思考や視点に基づき、独自の結論を導き出してください。
自然体でケースインタビューを楽しむ
面接官とのディスカッションに知的なおもしろさを感じることができれば、SCGの仕事も楽しんでいただけることでしょう。
面接のために、オンラインで入手できる模擬ケースを暗記するのはやめましょう。それよりも、実際の会話の中で面接官の関心を惹くことに注力すべきです。あなたが取り組むことになる面接の模擬ケースは、多くの場合、標準的な市場への参入に関する質問だけではなく、新たに台頭するテクノロジーなどのトピックが焦点となる可能性があり、積極的に傾聴し、適応する必要があります。これは、現在の当社の働き方を的確に反映しています。SCGで直面する仕事は本質的に常に変化し続けているのです。